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職人干場のアニ眼  第一回「ガンダムと戦争」

~宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦に独立戦争を挑んだ~

これは機動戦士ガンダムのあらすじの一部です。たとえガンダムにさほど興味のないひとでもアムロ、シャアの名前くらいは皆さんもご存知でしょう。ちなみに「一年戦争」と呼ばれる戦争がおきている初代ガンダムはざっくり言うと第二次世界大戦の構造と似ています。アムロのいる地球連邦軍を連合国、シャアのいるジオン公国軍を枢軸国に置き換えています。他の「ロボット」が登場する作品と比べてもかなり戦争というものを再現して作られました。

同様にZガンダム、ZZガンダムなどの初代ガンダムの続編の作品は「宇宙に移住した人々と、地球に残った人々の争い」というテーマになっています。これらの人々は作中では「スペースノイド」「アースノイド」と呼ばれます。そしてこのテーマは映画化された「機動戦士ガンダムユニコーン」まで続いていきます。このころの戦争は「アースノイドは地球に縛られた古い人類だ」というスペースノイドの主張と、「スペースノイドは母なる地球の恩恵を忘れた愚か者だ」というスペースノイドの主張のぶつかりあいによって勃発しました。

しかしそもそもスペースノイドは強制的に移住させられた上に蔑まれてきたことが事の発端となっています。地球連邦軍がスペースノイドに対して何らかの手を打っていれば違う未来もあったのかもしれません。これらの一連の作品は全て同一の時代系列上に存在するため、初代の一年戦争からZZガンダムの時代まで、実に十七年間もの間戦い続けたことになるのです。

さてガンダムシリーズの他の作品の中には、「宇宙世紀」のシリーズもありますが、他に「アナザーガンダム」と呼ばれる作品があります。こちらは現代を舞台とした「ガンプラ」が登場する作品や、一年戦争のアムロ以外の人達の活躍を描いている作品もありますが、中には先述した作品のような戦いを描いた作品があります。特に強いメッセージ性を持ち新規のファンを獲得した作品「ガンダムSEED」は僕のはじめて見たガンダム作品であり、今でも大好きな作品の一つです。この作品では核兵器によってもたらされた悲劇「血のバレンタイン」という事件が起きた後から物語が始まり、作中でかなり核兵器がでてきます。そしてこの作品の中で最も強く響いた言葉があります。

「殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで本当に世界は平和になるのかよ⁉」

幼い僕にとってこの言葉はとても衝撃的でした。戦争というもの、そして核兵器というものにたいしての強いメッセージ。フィクションではあるものの、魅力が詰まった作品であり、何度も見たくなる作品です。

最後にガンダムシリーズの最新作「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」がMBS/TBS系列で10月4日から放送されます。このコラムを読んで興味を持たれた方は是非見てください。

#第3巻

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